私が普段行っている、悩みの解消方法といえば、悩み事に付随する原因を探ってそれにアプローチをかけていくことである。
悩みの解消を仏教的に「悟り」という言葉に当てはめてみると、この解消方法をうまく説明した禅の用語がある。

それが「漸悟(ぜんご)」というものだ。

ところで、禅の世界では悟り方に2種類あるという。
一つ目は今紹介した「漸悟」であるが、もう一つが「頓悟(とんご)」という悟り方である。

煩悩というものは仮相のもので、本来はなく、あるのは仏性のみで、その仏性(大いなる全て、創造主の分霊、神、仏)を徹見せよ、それが悟りだというものです。(頓悟)

この頓悟を悩み解消法に当てはめてみると、引用先記事ではこう説明されている。

「知識、観念、概念などを一時横に置いて、今ここでただプレゼンスに在りましょう」というものが、禅で言う頓悟に相当します

私たちは因果関係のある世界に住んでいるために、どうしても原因を探る方法を取りがちである。ただ、原因を理解したところで、それがまた新たな因果の種になることも多く、悩みの連鎖が続いているのが人の人生かもしれない。

 

頓悟は、悩みそのものと一緒にあること。解決はあるかもしれないし、ないかもしれない。ただ、その悩みと共にあることは、私たちの中の苦しみや悲しみと寄り添うことと同じであって、これがきっと、世の中の「寄り添う」ことの意味なのだろうと思います。